
任天堂の古川俊太郎社長は4月23日、公式Xアカウントを通じて、6月5日に発売予定の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の抽選販売において日本国内だけで約220万人が応募したことを明らかにしました。この応募数は同社の想定を大幅に上回っており、第1回抽選販売では「相当数のお客様が当選しない」と発表しています。

任天堂は4月2日に「Nintendo Switch 2」の詳細を発表し、同日よりマイニンテンドーストアでの抽選販売の応募を開始しました。古川社長によると、事前に多くの部材を調達し生産体制を整えていたにもかかわらず、約220万人という応募者数は想定を大きく上回り、6月5日の発売日にマイニンテンドーストアから出荷できる数量を超過する結果となったと発表しています。
「大変残念なことに、明日4月24日の当選発表においては、相当数のお客様が当選しないことが想定されます」と古川社長は説明。前世代機種「Nintendo Switch」は全世界で1億2000万台以上を販売するヒット商品となりましたが、消費者の後継機種への期待の高さを反映する形となりました。
任天堂は応募者の負担軽減策として、第1回抽選販売で当選しなかった応募者を、第2回抽選販売に自動的に繰り越して抽選するとしています。ただし、古川社長は「第2回抽選販売の数量を含めても、いただいたご応募すべてにお応えすることはできません」と述べ、引き続き入手困難な状況が続く見通しを示しています。
この状況を受け、任天堂は「さらに生産体制を強化する」取り組みを進めているとのこと。また、4月24日以降は全国のゲーム取扱店やオンラインショップでも順次、予約または抽選販売の受付が始まる予定です。
古川社長はNintendo Switch 2は「今後も相当数を生産・出荷していく計画を立てている」と言及。任天堂としては「みなさまのお手元に少しでも多くの『Nintendo Switch 2』がお届けできるよう、努力を続けて参ります」と表明しています。
また、マイニンテンドーストアにおいても発売日以降も継続的に販売を行う方針で、詳細は後日あらためて発表される予定です。
古川です。みなさまのお手元に「Nintendo Switch 2」をお届けすべく、事前に多くの部材を調達し、生産を進めてきました。4月2日には「Nintendo Switch…
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) April 23, 2025