InstagramのiPad専用アプリが、ついに開発段階に入ったと報じられています。

The Informationの報道によると、InstagramがTikTok規制の状況を受けて大幅な戦略転換を進める中、タブレット向けアプリ開発に着手したとのことです。
Instagramは2010年のサービス開始以来、iPhoneのみを対象としたアプリ展開を続けています。これまでInstagramのトップであるAdam Mosseri氏は、iPad向けアプリ開発に消極的な姿勢を貫いてきました。2022年には「需要が十分に大きくない」として優先度が低いと説明し、2020年には「限られた従業員数で多くの業務をこなす必要がある」としてiPadアプリは「次に取り組むべき最善策ではない」と発言していました。
このiPadアプリ開発は、迫りくるTikTok禁止を見据えたMetaの戦略の一環であるとされています。Instagramは他にも、TikTokに対抗するためにいくつかの施策を展開しています。4月30日リリース予定の新しいビデオ編集アプリ「Edits」は、ByteDanceの「CapCut」に競合するアプリとして位置づけられています。
iPadアプリの開発について、Instagramから公式のアナウンスはされていません。またリリース時期も、現時点では不明です。