Apple、約束したAI機能の遅延をめぐり虚偽広告で訴えられる

Apple、約束したAI機能の遅延をめぐり虚偽広告で訴えられる

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Appleが延期したApple Intelligence機能の宣伝が虚偽広告にあたるとして訴えられています。

Appleは、Apple Intelligenceで搭載すると発表していた「よりパーソナライズされたSiri」を、iOS 18とiPhone 16を発表する際に宣伝したため、虚偽広告にあたるとして訴えられています。Axiosが報じています。

Appleに対する訴訟はカリフォルニア州サンノゼの米国地方裁判所に提出されました。原告側はクラスアクション(集団訴訟)の地位と、Apple Intelligence対応のiPhoneなどのデバイスを購入した消費者に対する金銭的損害賠償を求めています。

訴状によれば、「Appleの広告はインターネット、テレビ、その他のメディアに溢れ、これらの革新的な機能がiPhoneの発売時に利用可能になるという明確で合理的な消費者の期待を醸成した」と指摘されています。さらに、「これにより市場で前例のない興奮が引き起こされ、消費者にプレミアム価格でのアップグレードを促し、AI競争で優位に立つ競合他社と差別化する取り組みの一環だった」とも述べられています。

特に問題視されているのは、現在延期されている「よりパーソナライズされたSiri」の9月に始まった広告です。Appleは先日、「よりパーソナライズされたSiri」の延期を発表し、YouTubeから当該広告を削除していますが、訴状では「2024年夏に始まった同様の虚偽上限をすべて撤回しておらず、広範な欺瞞にによって被害を受けた消費者を適切に救済する行動も取っていない」と主張しています。