Apple、「よりパーソナライズされたSiri」を2026年に延期と発表

Apple、「よりパーソナライズされたSiri」を2026年に延期と発表

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Appleは、ユーザーの個人情報に基づき、より高度なサポートを提供する「パーソナライズされたSiri」のリリースを2026年に延期すると発表しました。

Appleは3月7日、昨年のWWDCで発表した「よりパーソナライズされたSiri」機能の提供が当初の予定より遅れ、2026年中のリリースになるとの声明を発表しました。個人のコンテキスト認識や画面上の情報理解など、期待された新機能の実装には「想定より長い時間が必要」としています。

Appleの広報担当者Jacqueline Roy氏は「Daring Fireball」に対し、「Siriは、ユーザーが必要なものを見つけ、素早く物事を完了できるようサポートします。このわずか6ヶ月の間に、Siriをより会話的にし、Siriへのタイプや製品知識などの新機能を導入し、ChatGPTとの統合を追加しました」と述べています。

続けて「よりパーソナライズされたSiriにも取り組んでおり、あなたの個人的なコンテキストをより認識できるようにし、アプリ内やアプリ間であなたのためにアクションを起こせるようにしました。 これらの機能を実現するには思ったよりも時間がかかりそうですが、来年には提供できるようになると思います」とコメントしています。

この声明は、Bloombergが報じていた開発遅延の噂を事実上認めるものとなりました。Bloombergの報道によれば、Appleは当初これらの機能をiOS 18.4の一部として提供する計画でしたが、実現には至りませんでした。

またBloombergによると、Appleは3月7日、AppleCareのサポート担当者に対して「よりパーソナライズさせたSIri」の提供時期についてユーザーから質問があった場合、「来年中に提供する予定である」と説明するように通達したそう。

今年のWWDCでは、より多くのアプリにApple Intelligenceを統合することに焦点が当てられると予測されています。