KDDIは、auスマートフォンとStarlink衛星の直接通信サービスを2025年春頃から本格提供する計画を発表しました。年内にはベータ版サービスも開始予定です。
KDDIは12月25日、auスマートフォンとStarlink衛星の直接通信サービスを2025年春頃から本格的に提供開始すると発表しました。
新サービスの主な特徴は以下の通りです。
- 圏外エリアでの通信を実現。空が見える状況であれば、これまで通信が難しかった山間部や島しょ部でもテキストメッセージの送受信が可能に
- 通信エリアの拡大。日本の4G LTE面積カバー率(現在約60%)を大幅に改善
- 緊急時の連絡手段。家族や友人との連絡を確保
KDDIは、総務省から携帯電話端末での衛星直接通信の免許を、米国連邦通信委員会(FCC)から商用ライセンスを取得。12月25日には早くもStarlink衛星からの電波発射を開始し、年内に一部ユーザー向けのベータ版サービスを提供する予定です。
本格サービスの開始に向けて、KDDIはサービス品質の向上と対応機種の拡大に向け、全国各地域で技術検証を行い、2025年春頃から本格提供を開始する予定。
通信速度や具体的な料金については、現時点では明らかにされていません。