Appleが、リトアニアのソフトウェア開発会社Pixelmator Teamを買収することが明らかになりました。 現時点では、提供されているアプリに大きな変更はないとのこと。
macOSとiOS向けの人気画像編集アプリ「Pixelmator」を提供するリトアニアのPixelmator Teamは11月1日、Appleによる買収を発表しました。
買収の詳細な金額は明らかにされておらず、「規制当局の承認を前提に、アップルによる買収契約を締結した」と説明されています。
同社は2007年に創業。「Pixelmator Pro」「Photomator」「Pixelmator for iOS」を提供し、Mac App of the Yearを3回、iPad App of the Yearを1回、Apple Design Awardsを2回など、多くの賞を受賞しています。
Adobeに競合するジャンルですが、Adobeのようなサブスクリプション型ではなく、買い切り型で提供されているため、Adobe製品に代替するコスパの高いアプリとして人気を集めています。
Appleに買収されたアプリの事例では、大きく2パターンが考えられます。1つは、Dark Skyのように買収後に閉鎖され、生まれ変わる(天気アプリ)パターン。もう1つは、Logic ProやFinal Cut Proのように、単独のアプリとして開発が継続されるパターンです。
「現時点では、Pixelmator Pro、Pixelmator for iOS、および Photomator アプリに重要な変更はありません」とされていますが、続けて「今後のエキサイティングなアップデートにご期待ください」とあり、買収成立後には何らかのアップデートを発表することが示唆されています。