米連邦地裁は8月5日、Googleがシャーマン法第2条に違反し、検索エンジン市場で独占的地位を乱用したとの判決を下しました。
Googleの検索市場における反トラスト法訴訟で、米連邦地裁はGoogleが反トラスト法に違反したとの判決を下しました。
今回の判決で、Googleは検索エンジン市場で独占的地位にあり、その地位を維持するために独占的行為を行ったと認定されました。特に問題視されたのは、AppleやMozillaなどの企業に数十億ドルを支払い、自社の検索エンジンをデバイスやウェブブラウザのデフォルト設定にさせていた点です。
Googleは自社の検索エンジンがウェブブラウザやスマートフォンのデフォルトに設定させるため、2021年時点で他社に260億ドルを支払っていました。そのうち約180億ドルをAppleに支払っていたと報じられています。
またGoogleが検索市場を独占することで、Googleは悪影響を受けることや、競争上の制約なしにオンライン広告の価格を引き上げることができたとも指摘されています。
Googleは今回の判決を不服として控訴する予定とのこと。