Microsoftは7月20日(現地時間)、CrowdStrikeのセキュリティソフトウェアの更新に起因する大規模なシステム障害により、世界中で約850万台のWindowsデバイスが影響を受けたと発表しました。
7月19日に発生した、Windows PCでブルースクリーンが多発する問題で、Microsoftは公式ブログで、世界中で850万台のWindowsデバイスが影響を受けたと発表しました。
この障害は、CrowdStrikeのサイバーセキュリティソフトウェアの更新によってWindowsマシンがクラッシュする問題を引き起こしました。Microsoftによると、影響を受けたデバイスの数は全世界のWindowsマシンの1%未満ということですが、影響は広範囲に及びました。
MicrosoftのエンタープライズおよびOSセキュリティ担当副社長であるDavid Weston氏は、「影響を受けたデバイスの割合は小さかったものの、広範な経済的および社会的影響は、多くの重要なサービスを提供している企業が CrowdStrike を使用していることを反映している」と述べています。
事実、障害の影響は世界中に広がり、運行を停止する航空会社や、銀行、小売業者、証券会社、鉄道網など多岐の業種に影響を与えました。