Appleが先日発表した新しいAI機能「Apple Intelligence」について、今年中にVision Proへの搭載は実現しない見通しであると伝えられています。
Appleの情報で信頼性の高いBloombergのMark Gurman記者の最新ニュースレターによると、AppleはVisio ProにもApple Intelligenceを搭載する計画だが、今年中には実現しない見通しのようです。
Apple Intelligenceは、iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaと緊密に統合され、iPhone、iPad、Mac向けに開発されたAIシステムです。
Apple Intelligenceは、iPhone 15 Proシリーズと、M1チップ以降のAppleシリコンを搭載したiPadやMacBook Air、MacBook Pro、iMac、Mac mini、Mac Studio、Mac Proが、Apple Intelligenceに対応すると発表されています。
M2チップを搭載しているVision Proですが、Apple Intelligenceには対応しないとされていて、今回の情報でも2024年中の搭載は見送られるようです。
Mark Gurman記者は、Vision Proは、技術的にはApple Intelligenceを実行するのに十分な能力を持っていること、visionOSがiPadOSの派生であることから、エンジニアリング観点では大きな障壁はないだろうと指摘。しかし、複合現実環境でのユーザーインターフェースのデザインや、Appleのクラウドコンピューティングインフラへの負荷などの課題があると述べています。