Googleが提供開始したAI Overview(AIによる概要など)で、ピザに接着剤を塗るように指示する回答が表示されたりと、珍回答が表示される事案について、Googleは特定の検索クエリに対して手動で無効にする作業をしているようです。
The Vergeによると、GoogleはAI Overview(AIによる概要など)が奇妙な回答をする特定のクエリに対し、手動で削除する対応を取っているようです。
GoogleのAI Overviewが、ピザに接着剤を付けるように提案したり、石を食べるように勧めたりする、といった珍回答が、Redditやソーシャルメディアで物笑いの種になっています。
AI Overviewは、Googleが1年以上前からテストしてきた「生成AIによる検索体験 (SGE:Search Generative Experiences)」と呼ばれる試験運用版に代わる新機能ですが、生成される回答の品質はまだ完全ではないようです。
OpenAIが取り組んでいると報じられている検索エンジンや、PerplexityといったAI検索など、競合他社に遅れをとっていることが、Googleを急かしている要因と考えられます。
Googleは普通の検索エンジンでも「品質が低下した」という評判ですし、正式サービスとして発表するのであれば、もう少し品質を担保してもらいたいところですね。
米国英語で正式公開されたAI Overviews(旧SGE)が誤情報を多く表示と報じられてる。AIチャット型サービスやテスト期間のSGEでも問題はありましたが、シェア最大の検索エンジンの正式サービスがこの状態では問題視されて当然かと。Googleも問題に気付いてたでしょうに、焦っているんだろうなあ。(1/n)
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) May 25, 2024