Apple、次の目玉は「デバイス上で動作する大規模言語モデル」に

Apple、次の目玉は「デバイス上で動作する大規模言語モデル」に

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Appleは、次なる目玉となるプロダクトとして、デバイス上で動作する独自の大規模言語モデル(LLM)を開発していると報じられています。

Appleの情報で信頼性の高いBloombergのMark Gurman記者による最新ニュースレターによると、Appleは次なる目玉として、デバイス上で動作する独自の大規模言語モデル(LLM)を開発しているそうです。

Appleのティム・クックCEOは、今年後半にも生成AI機能を発表する予定で、「生成AIの新境地を切り開く」とも発言しています

Appleにとって、この分野のAI機能はOpenAIなど競合他社を追いかけている状況ですが、今年発表される機能は、おそらく競合を凌駕することはないだろうと、Mark Gurman記者は予測しています。

Appleが現在開発中の言語モデルは、完全にオンデバイスで動作するもので、クラウドで動作する競合と比較すると、性能はやや劣るかもしれませんが、Googleなど他社とライセンスを結ぶことで「ギャップを埋める」ことができると示唆しています。

Bloombergは先月、AppleがiPhoneにGoogleの生成AI「Gemini」搭載で交渉中だと報じています。

性能が劣る可能性があるいっぽうで、完全にオンデバイスになることで、プライバシーが保護され、レスポンスは非常によくなることが予測されます。

Appleは6月に開催するWWDCで、AI戦略を発表すると見られています。