AppleはEUの規制に対応するため、2024年前半に、EUのユーザーに対してApp Store以外からもアプリをダウンロード/インストールを可能にする予定だと報じられています。
Appleの情報に信頼性の高いBloombergのMark Gurman記者の最新ニュースレターによると、AppleはEUの規制に対応するため、App Store以外からアプリをダウンロード/インストールできるように準備しているそうです。
「サイドローディング」と呼ばれるこの変更は、2024年前半に予定されていて、EUのユーザーはApp Storeを通さずにアプリをダウンロードできるようになります。
Mark Gurman記者は、AppleはEUのユーザーに対し「高度に制御されたシステム」を導入するといい、おそらくローカライズされたiOS 17のアップデートを介して変更を提供すると伝えています。
日本ではどうなるのか。デジタル市場競争会議(DMCH)は今年6月、「モバイル・エコシステムに関する競争評価 最終報告」でもあるように、サイドローディングの義務化する方向で検討されています。
サイドローディングについては、様々な意見がありますが、AppleはDMCHの最終報告に対し「消費者にプライバシーとセキュリティを保護する選択肢を提供しているアップルのしくみを危機的な状況に追い込むものです」と声明を発表しています。
AppleはEUのように、他の国々が同様の法案を導入すれば、サイドローディングを拡大する可能性があります。日本でもサイドローディングの義務化が決まれば、同じようにローカライズされたアップデートが提供されると予測されます。