イーロン・マスク氏率いるxAI、AIチャットボット「Grok」を発表。Xの上位有料プランユーザーに提供へ

イーロン・マスク氏率いるxAI、AIチャットボット「Grok」を発表。Xの上位有料プランユーザーに提供へ

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イーロン・マスク氏が率いる米AI企業「xAI」が、新しいAIチャットボット「Grok」を発表しました。先行して米国内でβテストを開始し、βテスト終了後にはX(旧Twitter)のサブスクリプション「プレミアムプラス」のユーザーに提供されると案内されています。

イーロン・マスク氏の率いるAI企業xAIが、AIチャットボット「Grok」を発表しています。

Grokは「銀河ヒッチハイク・ガイド(著:ダグラス・アダムス)」をモデルにしたAIで、ほぼ全てに答えてくれるし、難しい質問も提案してくれるのだそう。ウィットに富んだ質問にも応えるように設計されていて、反抗的な一面も備えているため、ユーモアが嫌いな人は使わないようにと説明されています。

またGrokは、X(旧Twitter)プラットフォームを通じて、リアルタイムの情報を持っていて、他のAIサービスでは拒否されるような"刺激手な質問"にも答えてくれるのさそう。

現在のGrokは非常に初期のベータ版で、米国内の限られたユーザーにテストをしてもらっているとのこと。米国在住でX(旧Twitter)の認証済みユーザーであればGrokの早期アクセスプログラムに登録することができます。

イーロン・マスク氏によると、Grokの早期ベータが終了次第、Xプレミアム(旧Twitter Blue)の「プレミアムプラス」に加入しているユーザー全員が利用できるようになるそうです。

イーロン・マスク氏は他にも、Grokがリアルタイムな情報にアクセスできる事例として、サム・バンクマンフリード氏に関するチャットのスクリーンショットを投稿。「皮肉をベースにしていて、皮肉が大好きだ」ともコメントしています。

別の投稿ではGrokはリアルタイムの情報を持っているが、他のAIチャットボットは持っていないと、比較する画像を投稿しています。

X(旧Twitter)の情報にリアルタイムにアクセスできることが強みとアピールされていますが、真偽不明の投稿も多いので、トンデモ回答が返ってこないか気になるところです。