Appleは、開発しようと思えば「独自の検索エンジン」を開発できるだけの駒が揃っていると、BloombergのMark Gurman記者が指摘しています。
Appleの情報に定評のあるBloombergのMark Gurman記者の最新ニュースレターによると、Appleは開発しようと思えば、独自の検索エンジンを開発できるだけの駒は揃っているようです。
Mark Gurman記者は、Appleが独自の検索エンジンを開発すれば、Apple Watchと同規模の収益源を作り出せる可能性があると指摘しています。
可能性と示されている事実として、以下の点を挙げています。
Appleはすでに、App Store、マップ、Apple TV、Newsなどのサービス用に独自の検索エンジンを構築していること。
Googleの元幹部でAppleの機会がクシュ・AI戦略担当上級副社長のジョン・ジャナンドレア氏が率いるチームが、コードネーム「Pegasus」と呼ばえるアプリのための次世代検索エンジンを開発、すでに一部のアプリで利用されていますが、App Storeを含む、多くのアプリに近日中に導入予定だということ。
ジョン・ジャナンドレア氏のチームは、Appleの検索機能をiOS/macOSに深く結合し、新しい生成AIツールで強化する可能性を模索しているとのこと。
App Storeの検索広告機能や、広告技術チームが存在しているため、検索エンジンの広告を立ち上げるために必要なスキルや人材が揃っていること。
2019年にAIベースの検索エンジンを開発する企業を買収していること。
アメリカでは、Googleが検索事業を巡って半トラスト法(独占禁止法)訴訟が行われています。検索エンジンを巡る動きは、今後も注目されることになりそうです。