苦情続出のAppleの新素材「ファインウーブン」、クレーム対応に関する内部メモを小売店に配布

苦情続出のAppleの新素材「ファインウーブン」、クレーム対応に関する内部メモを小売店に配布

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Appleが発表したばかりの新素材「ファインウーブン」のiPhoneケースに対して、世界中で苦情が続出しているようです。この状況に対し、Appleは小売店にクレーム対応に関するメモを配布したと報じられています。

9to5Macによると、Appleは苦情が殺到している「ファインウーブン」の製品について、小売店にクレーム対応に関するメモを送付したそうです。

苦情の中心になっているのは、ファインウーブンの耐久性です。表面に傷がつきやすく、1万円近い価格であるのに廃止されたレザーケースのような高級感はなく、シリコン製のケースのほうがずっといい感じだという声もあります。

実際にApple Storeに陳列されているファインウーブンのiPhoneケースは傷だらけになっているようです。

Appleは小売店に送付したクレーム対応のメモには、耐久性については「通常の使用で繊維が圧縮されるため、時間の経過とともに見た目が変わったり、摩耗が見られたりする可能性がある」と記載があるとのこと。

傷や跡については「傷は時間の経過とともに目立たなくなることがあります」と、顧客に説明するよう書かれているそうです。

なおAppleはファインウーブンのiPhoneケースの商品ページで、「MagSafeアクセサリを使うとわずかに跡が残るので、気になる方はiPhone 15 Proシリコーンケースかクリアケースを選ぶことをおすすめします」と説明しています。

Appleの説明では、傷や質感の変化で、レザー製品のようにエイジングを楽しめるとでも言っているようにも聞こえますが、長期間使うと味のようなものがでてくる素材なのですかね。