Appleが9月13日に開催したスペシャルイベントで発表された、新しい「AirPods Pro(第2世代)」は充電ケースがUSB-Cに変更されただけでなく、昨年発売の充電ケースのポートがLightningの「AirPods Pro(第2世代)」とはイヤホン本体にも違いがあるようです。
Appleは9月13日、新しいAirPods Pro(第2世代)を発表しました。大きな変更点としては、充電ケースのポートにUSB-Cが採用されていることです。
昨年にも「AirPods Pro(第2世代)」が発売されているので、充電ケースがUSB-Cに変更されただけのように見えますが、実際はイヤホン本体にも変更が行われているようです。
つまり「AirPods Pro(第2世代)」は、USB-Cモデル(2023年発売)とLightningモデル(2022年発売)では、同じ名前でも別物ということになります。
プレスリリースでは以下のように記載されています。
AirPods Pro(第2世代)は、USB-C充電機能、さらなる防塵性能のほか、Apple Vision Proでのロスレスオーディオを備えてアップグレードされます。
つまり、USB-Cでの充電だけでなく、防塵性能が向上、Apple Vision Proでのロスレスオーディオの3つが差分になります。
AirPods Pro(第2世代)の防水性能・防塵性能は、Lightningモデルは「IPX4」でしたが、USB-Cモデルでは「IP54」と防塵性能が向上。
Apple Vison Proでのロスレスオーディオについては、Appleの情報に信頼性の高いBloombergのMark Gurman記者が、Appleに確認したところ、「AirPodsの新機能であるVison Proでのロスレスオーディオは、USB-CモデルのAirPods Pro(第2世代)が必要で、昨年のAirPods Pro(第2世代)では動作しない」とのこと。
Apple confirms to Power On: The new Vision Pro lossless audio feature for AirPods requires the second-generation USB-C AirPods Pro announced yesterday and does not work with the second-generation AirPods Pro from last year. https://t.co/P1UtQa7dqB https://t.co/7aNV0yrLBY
— Mark Gurman (@markgurman) September 13, 2023
日本からAppleのスペシャルイベントに参加したジャーナリストの松村太郎氏も、充電ケースがUSB-Cに変更されただけでなく、イヤホン部分もアップデートされていると伝えています。
つまりイヤホンもケースも別物。だけどどちらも「第2世代」。
— 松村太郎 🎍 (@taromatsumura) September 13, 2023
またiOS 17で提供される、「適応型オーディオ」「会話認識」「パーソナライズされた音量」は、2022年発売のAirPods Pro(第2世代)でも利用できるとのこと。