X(旧Twitter)は高機能な公式ウェブアプリケーション「X Pro(旧TweetDeck)」を、X Premium(旧Twitter Blue)の加入者向けに利用制限を開始。またThreadsやNew York Timesなど、一部のSNSやニュースサイトへのリンク遷移を意図的に遅延させているようです。
X(旧Twitter)は、高機能な公式ツールである「X Pro(旧TweetDeck)」を、有料プラン「X Premium(旧Twitter Blue)」加入者の特典として利用制限を開始しています。
現在、X Proにアクセスすると、有料プランに加入していればX Proが表示され、未加入の場合はX Premiumに加入するよう促すポップアップが表示されます。
We have just launched a new, improved version of TweetDeck. All users can continue to access their saved searches & workflows via https://t.co/2WwL3hNVR2 by selecting “Try the new TweetDeck” in the bottom left menu.
— Support (@Support) July 3, 2023
Some notes on getting started and the future of the product…
X Proが、有料プランの加入者のみに制限されることは、以前からソースコードから確認されていました。
関連:TweetDeck、Twitter Blue加入者の特典機能に。再びソースコードからリークこの問題とは別に、Xは一部のSNSやニュースサイトへのリンク遷移を意図的に遅延させていることが報じられています。
米ワシントン・ポストなどによると、意図的に遅延させられているURLは、5秒間の遅延が発生しているとのこと。
遅延が確認されたのは、Facebook、Instagram、Threads、Bluesky、Substack、Reuters、New York Timesなど。一部サイトは報道後に遅延がゼロになったと報告されています。
遅延が確認されたSNSやウェブサイトは、いずれもイーロン・マスク氏がよく攻撃するサイトでした。
Xがこの手の行為を行うのは今回が初めてではなく、昨年にはMastodonのURLを記載したツイートができなくなったり、今年にはSubstackのURLが記載されているツイートへの「いいね」や「RT」が制限される問題が発生していました。