Appleが開発中の次期AirPods Proは、聴覚の健康維持機能と体温計測機能を搭載するようです。ただし2つの新機能は数か月から数年先になるようで、まずはUSB-Cを採用した充電ケースが登場するだろうと伝えられています。
Appleの情報で信頼性の高いBloombergのMark Gurman記者による最新ニュースレターによると、Appleは次期AirPods Proに2つの健康関連機能を追加するようです。
1つは、聴力を検査する機能。これはすでにサードパーティから「Mimi Hearing Test」といったアプリが提供されていますが、Appleはこれを"シャーロック"する可能性があるということです。(Appleがサードパーティアプリが提供する価値を、そのままネイティブで提供して、サードパーティを無価値にしてしまうことを「シャーロック」と言います。)
2つ目は、体温センサーを追加して体温を測定できるようにする機能。Apple Watch Series 8やApple Watch Ultraでは、手首で温度を計測することができますが、耳で計測したほうが正確なのだそう。
Appleは他にもAirPods Proを補聴器として活用できないか模索し、すでに「ライブリスニング」という聴覚補助機能を追加していますが、現時点では補聴器としての認可は得られていません。
しかし、この2つの健康関連機能が登場するのは、数か月から数年先になる見通しとのこと。それよりも先に、USB-Cポートを採用した新しい充電ケースが、iPhone 15シリーズとともに登場する予定と伝えています。
これまでのAirPods Proのアップデートサイクルは、2016年、2019年、2021年と3年おきであるため、Mark Gurman記者は、新しいAirPods Proの発売が間近に迫っているとは考えていないようです。
AirPodsの健康関連機能としては、2021年にはWSJが、体温計測、姿勢のモニター、聴力補助(補聴器)を検討していると報じていました。