YouTubeが、AIを活用した他の言語への翻訳吹き替え機能を導入すると発表しました。この機能は、2024年に提供することを目指して開発が進んでいるということです。
YouTubeは、AIを活用した翻訳&吹き替え機能を導入すると発表しています。これはGoogleの社内インキュベーター「Area 120」のAloudチームが開発しているもので、YouTubeはAloudチームを呼び寄せることで、この吹き替え機能の提供を目指します。
Aloudのウェブサイトによると、この機能は、まずツールがビデオを文字起こしし、ユーザーがレビューや編集できるテキストを提供します。その後、翻訳と吹き替えを作成します。
Aloudの紹介ビデオでは、オリジナルの「英語」に対して、吹き替えとして「スペイン語」「インドネシア語」「ポルトガル語」「ヒンディー語」が提供されていることが確認できます。
The Vergeによると、YouTubeのプロダクトマネジメント担当副社長のAmjad Hanif氏が、既に「何百もの」クリエイターを対象にこのツールのテストを行っているとコメントしているとのこと。現在は数ヵ国語をサポートしているが、今後さらに対応言語は増える予定だといいます。
またYouTubeの広報担当者によると、YouTubeはこの機能を2024年にリリースする計画とのこと。Amjad Hanif氏は「翻訳されたオーディオトラックをクリエイターの声のように、より表現豊かに、リップシンクも行えるようにする」ことを目指して取り組んでいると述べているそうです。
日本のYouTuberがグローバルに広がっていかない1つの壁として「言葉」がありますが、この機能によってグローバルで人気を集める日本人YouTuberが増えるチャンスになるかも?
そうなると日本独特の「YouTubeのサムネイル」も変わってくるかもしれないですね。
以下、今年5月に注目された、日本のウェブサイトのデザインを分析した記事です。
なぜ日本のデザインは……という話。
— 野村純平 (@JUNP_N) May 19, 2023
Why Japanese Websites Look So Different by Mirijam Missbichler https://t.co/s8JBYOvKfZ