Appleが今秋リリース予定のiOS 17やmacOS Sonomaなどに採用されるSafari 17では、ブラウジング中にトラッキングパラメータを自動的に削除する「Advanced Tracking and Fingerprinting Protection」という機能が追加されています。
Safari 17では、ブラウジング中にトラッキングパラメータを自動的に削除する機能「Advanced Tracking and Fingerprinting Protection」が追加されています。
この機能は「プライベートブラウジング」ではデフォルトで有効になっています。通常時はデフォルトで無効となっていますが、設定アプリから変更することで、すべてのブラウジングで有効にすることも可能です。
WWDC23では、この機能を紹介するセッション「What’s new in privacy」が公開されています。
例えば以下のようなURLにアクセスした場合、Advanced Tracking and Fingerprinting Protectionが無効の場合、そのままトラッキングされてしまいます。
しかし、Advanced Tracking and Fingerprinting Protectionが有効の場合、トラッキングパラメータ(click_id)が自動削除され、以下のURLに遷移します。
Advanced Tracking and Fingerprinting Protectionを有効にするメリットは、ブラウジング時のプライバシー強化ですが、検索などではパーソナライズされた検索結果が表示されない可能性があります。
プライベートブラウジングだけでなく、通常時から有効にする場合は、Advanced Tracking and Fingerprinting Protectionの影響も考えて設定する必要がありそうです。