Appleが日本時間6月6日から開催するWWDC23で、音声アシスタント「Siri」を呼び出すトリガーフレーズ「Hey Siri」を廃止することが発表される可能性が伝えられています。
Appleのリーク情報で信頼性の高いBloombergのMark Gurman記者によると、Appleは6月6日(日本時間)から開催する世界開発者会議(WWDC)で、音声アシスタント「Siri」のトリガーフレーズを廃止する可能性があるようです。
現在、Siriを呼び出すには「Hey Siri」というトリガーフレーズが設定されていますが、今後は「Hey」がなくとも「Siri」だけで呼び出すことができるようになるようです。
Appleがトリガーフレーズを「Siri」に変更しようとしている、という情報は、昨年11月にもMark Gurman記者が伝えていました。
Everyone is asking about Siri, AI and WWDC on Monday. One item I haven’t mentioned in a while has been a major project to drop the “Hey” from “Hey Siri.” I’d look out for that possibility next week. https://t.co/jGqyI54SXE
— Mark Gurman (@markgurman) June 2, 2023
昨年11月の情報では、「Siri」という1つの単語だけで、さまざまなアクセントや方言を理解できるかが課題とされていました。つまり、これまでは「Hey Siri」と2つの単語があるからこそ、正しく呼び出すことが可能だったと言えます。
別の視点では、Amazonの音声アシスタント「Alexa」は、「Alexa(アレクサ)」と1つの単語で呼び出すことができているため、Amazonと同じことがやっとできるようになるとも言えます。
発表が期待されているAppleのMRヘッドセットでは、音声コントロールが搭載されると噂されているため、ヘッドセットとあわせて発表される可能性があります。