Metaが2023年後半に発売予定と予告されている次期ヘッドセット「Meta Quest 3」を、BloombergのMark Gurman記者が実際に試す機会があったと、使用感を報告しています。
BloombergのMark Gurman記者が、Meta Quest 3を試用する機会を得て、実際に手に取ってきたと最新ニュースレターで伝えています。
コードネーム「Eureka」と呼ばれるプロトタイプで、現行モデルのQuest 2と比較すると、はるかに軽く、薄く感じられるとのこと。頭にのせるためのストラップは少し丈夫になり、側面はプラスチックではなく布が使われているそうです。
ヘッドセット前面には、縦長のピル型のセンサーエリアが3つ並んでいて、左右にはカメラだけでなく、カラービデオパススルーかめらが1つづずつあり、中央には深度センサーを搭載。ヘッドセットの前面下部には、トラッキングカメラ、ボリューム、ヘッドセットのIPD(瞳孔間距離)を調整するホイールが存在するとのこと。
Quest 3は、解像度が向上すると言われていますが、実際に使ってみるとQuest 2と「同じような印象」とのこと。またフェイストラッキングとアイトラッキングがないため、フォービエイティッド・レンダリング(視界の中心は高解像でレンダリングし、端のほうは低解像で描く負荷低減の仕組み)には対応していません。
Quest 3の価格は、Quest 2の400ドルより高くなると見られますが、Quest Proよりも低い価格になることは間違いないでしょう。
Mark Gurman記者は、仮に500ドルだとすれば、AppleのMRヘッドセットの価格(3,000ドルという噂)の1/5以下の価格だが、魅力は1/5以上あるヘッドセットだと評価。2023年のホリデーシーズンは「XR(クロスリアリティ)」にユーザーの興味が集まると考えられるため、Quest 3は大きな話題になる可能性があるとしています。