Appleシリコンを搭載したMac専用のアプリ「Rewind」が凄すぎました。タイトルにあるように「すべてを記録してくれるアプリ」なのですが、Zoom会議の内容やSlackでの会話、ウェブブラウジングなど、すべてを記録してくれます。すごい。
あなたがMacで見たこと、聞いたこと、言ったこと、すべてを覚えていて、検索することができるアプリ「Rewind」を約1週間試してみました。結論から言って、便利すぎて震えるレベルの神アプリでした。
Rewindは、2秒ごとにMacのスクリーンショットを撮影し、その画像を分析してテキストを抽出。さらにマイク入力、スピーカー出力も記録し、音声データと文字起こしされたテキストデータを保存します。
これらのデータは時間を遡って確認できますし、保存されたデータを検索して探し出すことができます。
この機能を聞いただけの印象では、保存されるデータ量が膨大になるのではと疑問が湧きますが、圧縮アルゴリズムが強力で3,750倍の圧縮率とのこと。そのためAppleシリコンを搭載したMac専用アプリとなっています。
保存されるデータのユーザー平均は1か月あたり14GBとのこと。設定から、Rewindで記録する期間として、1週間、1か月、3か月、6か月、1年、永遠の6つが選択できます。
またすべてのデータはローカルに保存されるため、プライバシーに配慮されています。
「あの時に見たアレ、なんだっけ?」「あの時に聞いたアレ、なんだっけ?」がなくなる
すべてを記録していてくれるので、「忘れないようにメモしておこう」という行為が不要になります。
Zoom会議で話していたアレなんだっけ?となれば、その日のZoom会議を振り返ることができますし、キーワードさえ覚えていれば検索することだって可能です。
Rewindは、Zoom会議を記録して、さらに会話を文字起こししてくれますが、日本語はほぼ使い物になりません。Zoom会議をサマリーしてくれる機能もありますが、やはり日本語は使い物にならず。いずれ精度があがってくることを期待したいです。
GPT-4を活用した「Ask Rewind」という機能もありますが、こちらも日本語ではうまく動作しませんでした。Ask Rewindは、ユーザーが入力したデータや関連するテキストベースのデータなど、一部がOpenAIに送信されるので、「Ask Rewindのプライバシーポリシー」をよく確認した後に利用することをおすすめします。
過去を巻き戻すことを「Rewind」と呼びますが、「50回のRewind」まで無料で利用できます。月額10ドルのベーシックプランで、プラス10回のRewindができるようになり、月額30ドルのプロプランで無制限のRewindが可能です。(いずれも年払いの場合の価格)
1日に何回もRewindを行いたい人は有料プランがおすすめですが、まずは無料で便利さを体感してもらいたいアプリです。
Rewind