AppleのMR（AR/VR）ヘッドセットについて、Wall Street Journal（WSJ）が報じています。これまで伝えられてきたとおり、MRヘッドセットは6月に開催されるWWDC23で発表されるが、量産開始は年末になると見込まれているようで、一般ユーザーが手に入るようになるのは早くとも秋以降になるようです。
WSJによると、Appleが開発中の「Reality Pro」と呼ばれるMRヘッドセットは、6月に開催されるWWDC23で正式に発表される予定だということです。
MRヘッドセットは、スキーゴーグルのようなデザインで、外部バッテリーパックを備えているそう。これらの情報はこれまでにも複数報じられていることから、WSJの報道により確度が高まったかたちです。
ヘッドセットの発売は2023年後半になるようで、WSJは「一般のユーザーが使えるようになるのは、早くて秋以降」と伝えています。大量生産が始まるのは12月の予定だといい、Apple内部やサプライチェーン内部からは、さらなる遅延を心配する声もあがっているようです。
またWWDC23では、ヘッドセットに関連するソフトウェア開発のセッションが幅広く計画されているそうです。
価格はこれまでの情報と同じく、3000ドルとされています。価格からもわかることですが、かなりユーザーを選ぶデバイスになるでしょう。Appleはすでに第2世代のヘッドセットを開発中で、ローエンドモデルも予定されているとのこと。しかし、ローエンドモデルでも1500ドル〜2000ドルと予測されていて、競合他社と比較すると非常に高い値段設定です。Meta Quest Proは先日、米国での販売価格は999ドル（日本では159,500円）と大幅な値下げをしました。
昨今のテック界隈は、AI関連がとても重要視されています。競合他社がAI関連の発表をするなか、AppleはWWDC23で、AIに対して何らかの方向性を示すのかも注目ポイントです。