Microsoftの新しいBingに搭載されているGPT-4をベースに作られたAIチャットですが、一部のユーザーからレスポンスが遅くなっているとの声があがっています。MicrosoftのWebサービス担当CEOであるMikhail Parakhin氏が、レスポンス遅延の原因について言及しています。
Microsoftが今年2月に発表した新しいBingに搭載されているAIチャットが、レスポンスが遅くなっていると一部のユーザーから声があがっています。
BingのAIチャットはGPT-4をベースに検索向けに作られているため、ChatGPTと違い最新の情報を伝えてくれるという特徴があります。発表時はウェイティングリストに登録して順番を待つ必要がありましたが、5月4日から誰でも使えるよう開放されています。
誰でも使えるようになったことに起因するかは不明ですが、最近はチャットのレスポンスが遅くなっているという声があがっているようです。
ユーザーからBingのAIチャットのレスポンスが遅いことを指摘された、MicrosoftのWebサービス担当CEOを務めるMikhail Parakhin氏は、遅延について謝罪し、原因は「使用量が増え続けているため、GPUを十分に追加できてない」と説明。すぐに対応すると述べています。
Sorry about the latency: the usage keeps growing, we are not adding GPUs fast enough. We’ll get it fixed.
— Mikhail Parakhin (@MParakhin) May 8, 2023
新しいBingのAIチャットは、今後マルチモーダル(さまざまな種類の情報を1度に処理する)のサポートや、チャット履歴の活用、要約機能の向上、プラグイン対応などが発表されています。