Appleが米国で開始した、Apple Card利用者向けの年利4.15%という高利回り普通預金口座ですが、開始から4日で9億9000万ドルの預金を集めたそうです。日本でも開始してほしい……。
Forbesによると、Appleが開始した高利回り口座は、提供開始から4日間で9億9000万ドルの預金を集めたそうです。なお初日だけでも4億ドル近い預金があったとのこと。この問題に詳しい、情報筋からの話として伝えています。
Appleの高利回り口座は、全米平均の10倍以上という年利4.15%で、米国のApple Cardユーザーに向けて提供されています。
週明けまでに24万件の口座が開発されたということから、1口座あたり約4000ドルが預金されている計算。米国の預金保険制度による上限が25万ドルであるため、Appleの高利回り口座に入金されている上限も25万ドルと考えられます。
上限の25万ドル(約3438万円)を入金していれば、毎年何もせずとも1.3万ドル(約142万円)増えるとなれば、可能な限り預金しておこうというユーザーがでてくるのもわかります。特に米国ではシリコンバレーバンクの破綻に続き、ファースト・リパブリック・バンクの破綻と、不安を抱えるユーザも多く、ネオバンクへの注目は高まっているのかもしれません。
金利だけで見れば、Bask Bank(Texas Capital Bankの一部門)で年利4.75%という口座も提供されています。しかしAppleの口座は、Apple Cardユーザーなら、iPhoneから1分程度で口座開設できるという点が、非常に強力に作用していると見られています。
日本ではApple Cardは提供されていないため、高利回り口座も利用できません。