Twitterのイーロン・マスクCEOは、2日前に確認されていたSubstackへの規制について、「Substackのリンクがブロックされたことはない」と述べ、「Substackは、Twitterのクローンを作るためにTwitterのデータベースの大部分をダウンロードしようとしていたので、彼らのIPアドレスは明らかに信頼できない」と主張しています。
TwitterがSubstackに対し、Twitter上で拡散されたり、読まれたりしないように規制を行っていた問題について、Twitterのイーロン・マスクCEOは「Substackのリンクがブロックされたことはない」と述べています。
Twitterは4月8日、SubstackのURLが含まれているツイートに対し、「いいね」や「RT」「リプライ(返信)」ができないようにし、ユーザーに対し、「このツイートではTwitterが一部の操作を無効にしています」と表示していました。
またツイートからSubstackのURLに遷移すると、「警告:このリンクは安全ではない可能性があります」というページを表示し、「この警告を無視して続ける」をクリックしなければコンテンツを閲覧できないように規制していました。
4月9日には、これらの規制は解除されたようで、現在はSubstack関連のツイートにいいねを付けることも、リンクも正しく遷移することができるようになっています。
ただし検索結果は規制が残ったままのようで(記事執筆時点)、Twitter内検索で「Substack」と検索すると「newsletter」の検索結果が混ざって表示されたり、なぜか話題のツイートの最上部にユーザーとしてイーロン・マスク氏のアカウントが表示されたりしています。
一連の規制について、イーロン・マスク氏は「Substackのリンクがブロックされたことはない」と主張。さらに「Substackは、Twitterのクローンを作るためにTwitterのデータベースの大部分をダウンロードしようとしていたので、彼らのIPアドレスは明らかに信頼できない」と、Substackを規制した理由について説明をしています。
1. Substack links were never blocked. Matt’s statement is false.
— Elon Musk (@elonmusk) April 8, 2023
2. Substack was trying to download a massive portion of the Twitter database to bootstrap their Twitter clone, so their IP address is obviously untrusted.
3. Turns out Matt is/was an employee of Substack.
The Vergeによると、Substackの共同創業者であるクリス・ベスト氏は、Substack Notesへの投稿で、イーロン・マスク氏の投稿に「いずれも事実とは異なります」とし、「SubstackのリンクはTwitter上で、明らかにシビアになっている。Twitterを使っている人なら誰でもわかる」と述べています。
続けて「私たちはユーザーを支援するために、何年も前からTwitter APIを利用してました。私たちは規約を遵守していると考えていますが、もし具体的な問題があれば、ぜひ教えてもらいたいと思っています。何か問題があれば、喜んで対応します」と投稿していました。
Substackの公式Twitterアカウントは、Twitterからの規制が解除されたようだと報告。規制の原因となったと考えられているSubstack Notesについては「既存のソーシャルネットワークの大体ではなく、サブスクリプションネットワークの中の新しい場となることを期待しています」と伝えています。
We’re glad to see that the suppression of Substack publications on Twitter appears to be over. This is the right move for writers, who deserve the freedom to share their work.
— Substack (@SubstackInc) April 9, 2023
We believe that Twitter and Substack can continue to coexist and complement each other.
— Substack (@SubstackInc) April 9, 2023
We look forward to making Substack Notes available soon, but we expect it to be a new kind of place within a subscription network, not a replacement for existing social networks.