Appleが今秋に発表すると予測されているiOS 17では、iPhone 8など一部デバイスのサポートを終了する可能性が伝えられています。一方で、引き続きサポートするという情報もあります。iOS 17は、6月6日に開催されるWWDC23で発表される見通しです。
Appleの次期オペレーティングシステム、iOS 17に関する噂が飛び交っています。MacRumoursによると、Apple社内の関係者とされる信頼性のある情報筋の話として、iOS 17はiOS 16をサポートするすべてのiPhoneと互換性があると伝えています。
しかし昨日には、iOS 17はiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xのサポートを打ち切り、iPadOS 17は第1世代の9.7インチおよび12.9インチのiPad Pro、第5世代のiPadのサポートを終了するという情報が伝えられていました。
これまでにも、iOS 17が、iPhone XとiPhone 8/8 Plusのサポートを終了する可能性が示唆されています。これらは5年前のモデルで、Appleががこれまでソフトウェアサポートを終了したデバイスを振り返ってみても、サポート終了となっても違和感はありません。
また、これらのモデルはA11チップを搭載した唯一のiPhoneであり、Appleがパッチを当てられないBootROM Exploitに対して脆弱です。
一方で、Appleが過去に次期iOSリリース時に、サポートするデバイスを変更しなかったこともあるため、iOS 17がiPhone XやiPhone 8/8 Plusのサポートを続ける可能性は考えられます。
ただしその場合、一部のiOS 17の機能は古いiPhoneはサポートしないということも予想されます。iOS 15は、iOS 14が対応するデバイスをサポート対象としましたが、古いiPhoneでは一部の機能が使用できませんでした。なお昨年リリースされたiOS 16では、iOS 15が対応していた一部のデバイスを、サポート終了としています。
iOS 17は、日本時間6月6日に開催されるWWDC23で発表される見通しです。