TwitterのCEO、イーロン・マスク氏が、4月15日から「おすすめ」タブに表示されるコンテンツを認証済みアカウントのみに限定すると発表しました。これは、高度なAIボットに対処する唯一の現実的な方法だと述べています。
Twitterのイーロン・マスクCEOは3月27日、「おすすめ」タブに表示されるのは認証済みアカウントのみになると発表しました。この変更は4月15日以降から始まるとしています。
イーロン・マスク氏は変更理由について、「高度なAIボットに対処する、唯一の現実的な方法だ」と述べています。
Starting April 15th, only verified accounts will be eligible to be in For You recommendations.
— Elon Musk (@elonmusk) March 27, 2023
The is the only realistic way to address advanced AI bot swarms taking over. It is otherwise a hopeless losing battle.
Voting in polls will require verification for same reason.
イーロン・マスク氏はすべてのボットを廃止したいわけではなく、「利用規約を守り、人間になりすまさないのであれば、認証済みのボットアカウントを持つことは問題ない」とも述べています。
That said, it’s ok to have verified bot accounts if they follow terms of service & don’t impersonate a human
— Elon Musk (@elonmusk) March 28, 2023
また、投票機能も認証済みアカウントだけが利用できるよう制限されます。
Twitterはすでに、4月1日から従来の認証済みチェックマークは廃止すると発表しています。従来の著名人などのアカウントに付与されていた認証済みバッジ(認証済みアカウント)が廃止になり、今後は認証済みアカウントはTwitter Blueに加入して要件を満たしているユーザーを指すことになります。
On April 1st, we will begin winding down our legacy verified program and removing legacy verified checkmarks. To keep your blue checkmark on Twitter, individuals can sign up for Twitter Blue here: https://t.co/gzpCcwOpLp
— Twitter Verified (@verified) March 23, 2023
Organizations can sign up for https://t.co/RlN5BbuGA3…
今回の変更は、悪質なボットを削除することが狙いとされていますが、Twitterにとっては収益化の施策でもあります。一方で、Twitterというプラットフォームへの影響として、Twitter Blueに加入していないユーザーのツイートがもつ影響力が小さくなることが考えられます。
追記(3月29日)
イーロン・マスク氏が3月28日、「おすすめ」タブに表示されるのは認証済みアカウントだけでなく、ユーザーがフォローしているアカウントも表示されると補足しています。
Forgot to mention that accounts you follow directly will also be in For You, since you have explicitly asked for them
— Elon Musk (@elonmusk) March 28, 2023