OpenAIは3月15日、人工知能(AI)の言語モデルであるGPT-4を公開しました。これは、前世代のGPT-3よりもパラメータ数と学習データ量が大幅に増え、自然言語処理のさまざまなタスクにおいて高い性能を発揮するとされています。
OpenAIは3月15日、人工知能(AI)の言語モデルであるGPT-4を公開しました。前世代のGPT-3よりもパラメータ数と学習データ量が、自然言語処理のさまざまなタスクにおいて高い性能を発揮するとされています。
例えば、統一司法試験や法科大学院入学試験などのテストを受けさせると、人間レベルの性能を示します。
🤯🤯Well this is something else.
— Ethan Mollick (@emollick) March 14, 2023
GPT-4 passes basically every exam. And doesn't just pass...
The Bar Exam: 90%
LSAT: 88%
GRE Quantitative: 80%, Verbal: 99%
Every AP, the SAT... pic.twitter.com/zQW3k6uM6Z
またGPT-4は、画像を入力すると、それを処理して関連情報を探し出すことができます。GPT-3は、テキストに限定されていました。
GPT-4を採用したサービスはすでに複数公開されていて、Microsoftの新しいBing検索エンジンのチャット機能もGPT-4がベースになっていると発表されています。
MicrosoftのYusuf Mehdi氏は、「新しいBingはGPT-4をカスタマイズして検索に適用したものであり、過去5週間に新しいBingプレビューを利用したユーザーはすでにこの強力なモデルを体験している」と述べています。新しいBingでは、検索だけでなく回答やチャットや創作などの機能も提供します。
Mehdi氏は、「オープンAIがGPT-4やそれ以降のモデルにアップデートを行うと、Bingもアップデートの恩恵を受けることができます。また、コミュニティからのフィードバックに基づく独自のアップデートを行うことで、最も包括的なコパイロット機能を提供することができる」と語っています。