Microsoftは2月22日、BingのAIチャット機能の制限を緩和しました。Microsoftは数日前に、AIチャット機能の制限をしたばかり。今後は1セッションあたり6ターン、1日60回の会話が可能になるということです。
新しいBingのAIチャット、将来的には1日100回の会話を可能に
Microsoftは2月22日、BingのAIチャット機能の制限を緩和することを発表しました。
MicrosoftがBingのAIチャット機能に制限をかけていた背景には、長い会話がAIの動作を不安定にするという問題があげられています。
この問題を回避し、安全性と品質を確保するため、Microsoftは2月17日、1セッションでのやり取りは5回まで、1日のやり取りは50回までという制限を発表。制限の根拠として、多くのユーザーは、5ターン以内に探している回答を得ている、50回以上のチャットをしているのは全体の1%しかいないと説明していました。
これまでは、1セッションでのチャットのやり取りは5回まで、1日の会話は50回までとなっていましたが、今後は1セッション当たり6回、1日の会話は60回までとなります。将来的には毎日100回の会話が可能になる予定だということです。
またMicrosoftは、BingのAIチャット機能に「会話のトーン」を選べる新機能を開発中だと明らかにしました。この機能は、ユーザーがBingとの会話の雰囲気やスタイルをカスタマイズできるようにするもので、例えば、簡潔な回答にフォーカスしたものや、おしゃべりにフォーカスしたもの、クリエイティブなものが選択できるようになるそう。
Microsoftは、「ユーザーのニーズにあわせて、チャットの種類をコントロールできるようにすることが目標」と述べています。