Twitterが自殺防止機能として提供している、特定のワードで検索したユーザーに相談窓口など支援先を提示する機能が削除されたとロイターが報じていましたが、Twitterの信頼と安全を担当するヴァイスプレジデントであるElla Irwin氏によると「改良中に、一時的に削除されていただけ」だということです。
Twitterの自殺防止機能、「一時的に削除されていた」と説明
ロイターは12月23日、Twitterが特定のコンテンツを検索するユーザーに対して、自殺防止の相談窓口などを表示する機能を削除していると報じていました。
この報道は日本でも朝日新聞や時事通信などが取り上げ、多くのユーザーから反応が寄せられていました。
ツイッター社、ユーザーと自殺防止など支援団体つなぐ機能を削除か #朝日新聞デジタル https://t.co/6QhNLFzgOB
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) December 24, 2022
ロイター通信は23日、米ツイッターが利用者の自殺などを食い止める機能を削除したと報じました。オーナーの実業家イーロン・マスク氏が指示したといい、代替措置が講じられるかは不明といいます。https://t.co/G4MwMgqkFx
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) December 24, 2022
Twitterのイーロン・マスクCEOは、ロイターの報道に対して「間違い」と反論。「まだ表示されている。フェイクニュースだ」とツイートしています。
False, it is still there
— Elon Musk (@elonmusk) December 24, 2022
1. The message is actually still up. This is fake news.
— Elon Musk (@elonmusk) December 24, 2022
2. Twitter doesn’t prevent suicide.
ロイターの記事が公開された後、Twitterで信頼と安全を担当するヴァイスプレジデント(VP)を務めるElla Irwin氏がロイターに対してメールで「プロンプトを修正し、改良している。そのためプロンプトが一時的に削除された」と説明したと、ロイターは伝えています。
ロイターは、Twitterの自殺防止機能が削除されたのはイーロン・マスク氏の指示によるものだと、情報筋の話として伝えていました。現在、自殺防止機能は復活していますが、イーロン・マスク氏の指示で削除されたのか、Ella Irwin氏の言うように一時的に削除されていただけなのか、真相は不明です。
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