ベネッセホールディングスは12月1日、2022年の出来事や将来に関する小学生の意識調査の結果をランキング形式で発表しました。流行語の1位は「それってあなたの感想ですよね?」が選ばれています。
ひろゆき氏の真似をしながら言い合うのが小学生のブームになっているとのこと
ベネッセコーポレーションが提供する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」が、2022年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施。調査結果をランキング形式で発表しています。
流行語ランキング1位には、ひろゆき氏の「それってあなたの感想ですよね?」がランクイン。ひろゆき氏の真似をしながら言い合うのが小学生のブームとなっているとのこと。
利用シーンは「友達が言い訳をしてきた時」「好きな動画チャンネルでアンチコメントを見た時」「先生や友達に『テストの点数が悪いな』と言われた時」などだそうです。
平成レトロが流行した2022年でしたが、小学生にも「ギャルピース」が3位にランクイン。JC・JK流行語大賞2022ではコトバ部門1位に「Y2K」が選ばれていました。
なりたい職業では「YouTuber」が1位で、特に男子から人気の職業のようです。女子のなりたい職業1位には「漫画家・イラストレーター・アニメーター」が選ばれています。
2022年に最も印象的だったニュースでは、安倍元総理の銃撃事件が1位。ネガティブなニュースが印象に残っているようです。
小学生が夢中になったものを聞く「○○しか勝たん!」ランキングでは、1位が「スプラトーン」となっていますが、最も多かった回答は「推ししか勝たん!」だったとのこと。小学生も「推し活」がブームのようです。
憧れの人では1位に「友だち」、2位に「お母さん」と身近な人がランクイン。2020年の調査開始以来、アニメの登場人物やアイドルが上位に入ることが多い傾向だったそうですが、身近な人との交流が戻ってきた影響と考えられます。
なお「お父さん」は2020年には5位、2021年は9位でしたが、2022年はトップ10圏外。こちらも新型コロナの感染拡大が始まった2020年と比較して、お父さんの在宅時間が減ったことが影響している可能性があるとされています。
わくわくしたことでは、修学旅行が1位、運動会が2位、誕生日会が3位と、人と過ごすイベントが多数ランクイン。こちらも新型コロナ感染拡大による自粛や行動制限が緩和した影響で、交流や外出の機会が戻ってきたためと考えられます。
言われてみれば、「それってあなたの感想ですよね?」という言葉は、いかにも小学生のような返しだなと思わず納得。とはいえ、小学生はひろゆき氏がどういう人物か理解していないでしょうし、大丈夫かなと心配になります。
一方で「憧れの人」の1位が「友だち」だったのは素敵だなという印象でした。