Twitter、認証バッジの販売を開始。著名人アカウントには公式マークを準備中

Twitter、認証バッジの販売を開始。著名人アカウントには公式マークを準備中

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Twitterは11月6日、一部地域で提供しているサブスクリプションプラン「Twitter Blue」の特典として、認証バッジの提供を開始しました。これまでは著名人などに提供されていた青いチェックマークが、誰でも利用できるようになります。

認証バッジは課金の証?著名人には公式マークの付与を検討か

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Twitterは11月6日、iOSアプリを更新し、サブスクリプションプラン「Twitter Blue」の特典として、認証バッジ(青いチェックマーク)を提供すると発表しました。

Twitter Blueは現在、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスのiOSアプリでのみ提供されています。

TwitterのDirector of Product Managementを務める、Esther Crawford氏によると、新しいTwitter Blueは近日公開予定で、ローンチまでの変更をリアルタイムでテストしているようです。

認証バッジは、これまで著名人のアカウントや企業、政治家、ジャーナリストなどに付与されていたもので、"なりすまし"が発生するとユーザーにとって悪影響のあるアカウントなどに提供されていました。

今後は、著名人アカウントだけでなく、Twitter Blueの加入者であれば誰でも青いチェックマークが付与されることになります。

またTwitter Blueの特典として、近日中に以下の内容が追加されると案内されています。

  • 広告を半分にし、関連性が2倍高い広告を掲載する
  • 長い動画の投稿
  • 加入者のコンテンツの優先表示(リプライやメンション、検索で優先順位が上げ、スパムやbotが目立たなくなる)

またイーロン・マスク氏は、Twitterの新機能として、長い形式のテキストを添付する機能を追加し、長文投稿のためにスクリーンショットを添付するという手法を終わらせると投稿。また、あらゆる形態のコンテンツに対するクリエイターの収益化をすると述べています。

Twitterの認証バッジが、今後はどういった意味での"認証"になるのかは不明。現時点では、Twitter Blueの加入者であることを示すのみです。

リバースエンジニアのNima Owji 氏によると、従来の著名人アカウントには公式アカウントであるマークが準備されているようです。

イーロン・マスク氏も先日、著名人の名前の下にセカンダリタグを表示するとツイート。例えば米大統領の公式アカウント@POTUSには、「United States government official」というセカンダリタグが表示されていますが、この仕組が広く利用されることを示唆しているようです。

Twitter Blueが提供されていない日本では、しばらくは現在の仕様のまま認証バッジが表示されることになると考えられますが、Twitter Blueが上陸したら見える景色は大きく様変わりする可能性があります。