Appleは1再生あたり平均0.01ドルをアーティストに支払っていますが、Spotifyでは1再生あたり0.0033ドルと非常に低い支払額になっています。
Spotifyはアーティストへの支払額が低い
独立して活躍する音楽プロデューサーL.Dreが公開したYouTube動画によると、1再生あたりのロイヤルティ支払い額で、SpotifyとApple Musicでは大きく違うことを伝えています。
Appleは2021年6月、アーティスト向けのニュースレターで、「再生回数あたりの平均レートは0.01米ドル」であると明らかにしています。
L.Dreによると、Appleは現在もこの水準でロイヤルティの支払いを行っているといい、1再生あたり0.01ドルだと説明。一方でSpotifyは、1再生あたりの支払いは0.0033ドルだといい、Appleと比較して約1/3の水準と説明しています。
1再生あたりの支払い額が最も高いのはTidalで0.013ドル、最も安いのはPandoraだといい、Spotifyは下から2番目なのだそう。
またL.Dreは、Apple Musicで470万回再生された楽曲での収益は24,200.56ドルだったが、Spotifyで450万回再生された楽曲の収益は11,683.96ドルだったと述べています。
Apple Musicで再生回数が伸びた理由は、Apple Musicの提供する最大のヒップホップインストゥルメンタルのプレイリストに選曲されたことが理由だとし、「ただプレイリストに選ばれただけ」とプレイリストの影響力を伝えています。
一方でSpotifyについては、アーティストに支払われるロイヤルティは低いものの、アーティストとへの募金機能「Artist Fundraising Pick」や、ファンにグッズを販売できるShopifyストアとの連携機能などがあることを評価。アーティスト目線では、Apple Musicは機能面でSpotifyに遅れを取っているとしています。
ユーザー目線では、ストローミングサービスによるアーティストへの支払額は、それほど大差ないのかと思っていましたが、3倍近くの差があるのは驚きです。
アーティストを応援するためには、SpotifyよりApple Musicで視聴するという選択もあるかもしれないですね。