Amazonの悪徳業者が、「セールで値下げされている」とユーザーに誤認させる新たな手口があるようです。Amazonの価格をトラッキングするKeepaへの対策ではないかと、Twitterで注目されていました。
これは気づけない。怪しい出品者からは購入しないよう注意
Amazonで開催されている年に一度のビッグセール「プライムデー」に向けて商品価格を調べていたというTwitterユーザーが、Amazonにいる悪徳業者が行っているであろうユーザーを騙すための新たな手口について投稿し注目されています。
Amazonでは以前から、タイムセール祭りやプライムデーといった大きなセールの前に、一時的に価格を上げ、セールが始まるとあたかも安くなったかのように見せるという悪徳業者が存在していました。
そういったユーザーを騙す手口を見抜く方法として、Amazonでの販売価格を追跡するサービス「Keepa」があり、多くのユーザーに重用されてきました。
Keepaのグラフを見ると、商品価格が変化がひと目でわかるため、悪徳業者がセール前に一時的に価格を上げていることに気がつくことができます。
今回Twitterで指摘されている新たな手口は、価格を変化させないためKeepaで見抜くことが困難。
具体的には、通常時は価格を高く設定し、実際に販売したい価格になるようクーポンを発行、セールになるとクーポンをやめて値下げする、といったもの。
業者側のkeepa対策とは①実際に売りたい値段にいくらか上乗せして価格を設定②普段はその上乗せ分を値引きするクーポン付与しておく③セール期間中はクーポンを削除して上乗せ分を値下げ。
— おてあげクン (@0s0U23) July 11, 2022
クーポン割引はkeepaに捕捉されない仕様をハックした方法。最近クーポン多いなーって思ってたらこのためか。 pic.twitter.com/3J3q4pDNGt
実際に悪徳業者がこの手口を利用しているのかは確認できませんが、たしかにユーザーが気がつくことが難しいやり方です。
以前から言われていますが、こういった悪徳業者が紛れ込むのは「数量限定タイムセール」です。「特選タイムセール」では、ほとんど見られません。(参加できる基準が違うのだとか)
また以下の特徴がある商品は、粗悪品や見せかけの値引きが行われている可能性があるので注意が必要です。
- 販売、発送がAmazon.co.jpではない商品
- 商品名の先頭に「メーカー名」「ブランド名」が入っていない商品
- メイン画像が「白抜きになっていない」「文字が入っている」「(雷など)特殊加工がされている」商品
名前を聞いたことがないようなメーカーの商品は避ける、検索して調べてみるなどの対策も有効。
プライムデーなどの大きなセールでは、以前からチェックしていてずっと欲しかったもの(価格をずっとチェックしていたはずだから安心)や、日用品(普段から購入しているものだから価格がわかってるので安心)の買いだめを中心に、ポイント還元をお得に活用するのがオススメです。