Twitterは6月1日(日本時間6月2日)、Mac版のTweetDeckアプリを7月1日以降は提供終了すると発表しました。Web版は引き続き利用できます。きょうはWeb版TweetDeckを、Macアプリとして利用する方法を紹介します。
TweetDeckのMac版が提供終了。代替手段は?
Twitterは7月1日以降、TweetDeckの提供を終了すると発表しました。TweetDeckの公式Twitterアカウントからは、TweetDeckの改善と新しいプレビュー版に注力するためと説明しています。
なお、引き続きWeb版のTweetDeckの提供は継続。新しいプレビュー版を試すための招待状も、数か月以内に公開されるとしています。
We're saying goodbye to TweetDeck for the Mac app to focus on making TweetDeck even better and testing our new Preview. July 1 is the last day it'll be available.
— TweetDeck (@TweetDeck) June 1, 2022
You can still use TweetDeck on web and more invites to try the Preview will be rolling out over the next few months!
デスクトップアプリ版(Mac版)のTweetDeckをどうしても使い続けたいのであれば、Web版をMacアプリに変換してしまう方法があります。
まず最初の候補になるのがTweetDeckベースで開発されている無料アプリ「Tweeten」。ただしTweetDeckがベースになっているので、今後のアップデートが行われるのかは不明なのが難点。記事執筆時点では何のアナウンスも行われていません。
また「Unite for macOS」や「Coherence X」を利用すればWebサイトをアプリにすることができるのでTweetDecのWeb版をアプリ化することが可能。いずれも有料アプリです。
TweetDeckを無料でMacアプリに変換するならChromeアプリにしてしまおう
ただしGoogle Chromeを利用しているのであれば、無料でMacアプリに変換することができます。TweetDeck for Macの代替としては最もリーズナブルな方法です。
① まずWeb版のTweetDeck(https://tweetdeck.twitter.com/)をChromeで開きます。
② 右上のその他アイコン(ケバブメニュー)をクリックし、「その他のツール > ショートカットを作成」を選択します。
③ ショートカットの名前(ここでは「TweetDeck」と入力していますが自由でOK)を入力し、「ウィンドウとして開く」にチェックを入れ、作成をクリックします。
④ Finderが開き「Chromeアプリ」というフォルダに「TweetDeck.app」が作成されます。
⑤ 作成したアプリは、Dockに追加することも可能。Chromeからは「アプリ」のところからアクセスできます。(「アプリのショートカットを表示」にチェックが入っていないとメニューは表示されません)
Webサイトをデスクトップアプリっぽく扱うことができる機能なので、完全なデスクトップ版TweetDeckではありませんが、ブラウザのタブとして開いておくよりは軽量です。
なおTwitterは、サブスクリプションプラン「Twitter Blue」(日本では未展開)の特典の1つとして、TweetDeckの利用を追加することを検討していると報じられています。