Appleが開発中のAR/VRヘッドセットに搭載されるとみられる「realityOS」の商標出願が確認され、WWDC 22でAR/VRヘッドセットが発表されるかと期待されていましたが、WWDCでは発表されないという見方が濃厚です。
AR/VRヘッドセット、やはり2023年になる可能性が高そう
Appleの情報に定評のあるアナリストMing-Chi Kuo氏は、AppleはAR/MRヘッドセットの量産に入るにはまだ時間がかかるので、WWDC 22でヘッドセットとrealityOSをリリースすることはないだろうと予測しています。
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— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) May 31, 2022
It still takes some time before Apple AR/MR headset enters mass production, so I don't think Apple will release AR/MR headset and rumored realityOS at WWDC this year. Apple's competitors worldwide can't wait to see the hardware spec and OS design for Apple's AR/MR headset.
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— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) May 31, 2022
I'm sure that if Apple announces AR/MR headset and its OS at WWDC, competitors will immediately kick off copycat projects and happily copy Apple's excellent ideas, and hit the store shelves before Apple launches in 2023.
またKuo氏は、AppleがWWDCでAR/VRヘッドセットとrealityOSを発表した場合、競合他社はすぐに模倣したプロジェクトを開始し、Appleがヘッドセットを発売する2023年より前に競合他社の製品が店頭に並ぶだろうと指摘。
あくまでWWDCでは、AR/VRヘッドセットに関連した発表はないとの見解を示しました。
AppleはAR/VRヘッドセットを開発中とみられ、Bloombergは「Appleの取締役会でお披露目された」と報道。今後数か月以内に発表されうる可能性を示唆しているとも伝えられていました。
またAR/VRヘッドセットに搭載されるオペレーティングシステム「realityOS」が、米国特許商標庁(USPTO)に商標出願されていることが判明。過去にmacOS Yosemiteなどで同様の事例があったことや、国際出願の期限がWWDCの2日後になっていることから、WWDC 22で発表される可能性が期待されていました。
しかし、Appleの情報に高い信頼性のあるBloombergのMark Gurman記者は、商標出願の期限については、WWDCにあわせたものではなく「偶然の一致」だと述べています。
The June 8 foreign filing deadline is exactly 6 months from the original filing date — likely legal process related and a coincidence rather than tied to WWDC keynote being two days earlier. More on Apple and trademarks https://t.co/xuppxXqGiA
— Mark Gurman (@markgurman) May 29, 2022
やはりWWDCは各OSのアップデートと、あったとしてもMacが中心になりそうですね。