Appleは今年、4つの新しいiPhoneを発表する計画ですが、中国のロックダウンの影響で、少なくとも1つのモデルで開発に遅れが発生しているようです。日経が伝えています。
iPhone 14、3週間も開発が遅れているモデルがあるようです
日本経済新聞およびNIKKEI Asiaによると、Appleが2022年に計画している「iPhone 14」シリーズのうち、少なくとも1モデルの開発が予定より遅れているようです。
開発スケジュールの遅れる要因となっているのは中国のロックダウンとのこと。Appleはサプライヤーに開発のスピードアップを指示したようですが、サプライヤーの幹部は「失われた時間を取り戻すのは難しい」「(上海の再開は)かなり遅い」と述べていると伝えています。
現在4つのiPhoneはすべて技術検証試験(EVT)の開発段階にあるそうですが、上海のロックダウンの影響で、1つのモデルが通常のスケジュールより約3週間遅れが発生しているとのこと。
この問題に詳しい人物は、開発プロセスがスピードアップでき、6月下旬から7月上旬までに次のステップに進めれば、9月初旬の量産期限に間に合わせることができるはずだと述べていると伝えています。
Appleは例年、9月の後半に新モデルを発売しています。2年前の「iPhone 12」シリーズでは、各モデルの発売を10月と11月に分ける異例のスケジュールで行われ、新型コロナウイルスによる影響とみられていました。
2年前のスケジュール変更時は、Appleから公式に「発売が数週間遅れる」という発表がありました。
「iPhone 14」の発売スケジュールに遅れが発生するのであれば、Appleの第3四半期決算発表(7月末頃)で公式に発表が行われる可能性があります。