国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版など入手困難な資料をスマホやパソコンで閲覧できるサービスを、5月19日より開始します。利用は「個人の登録利用者」で、日本国内に居住している人が対象です。
国会図書館の絶版資料などをネット経由で閲覧可能に、コロナ禍でニーズ拡大
国会図書館は、「個人向けデジタル化資料送信サービス」を5月19日より開始します。
2021年6月2日に著作権法の一部を改正する法律 (令和3年法律第52号)が公布されたことにより、国会図書館はデジタル化した資料のうち「絶版等の理由で入手困難なもの」をインターネット経由で個人に送信できるようになったことで開始されるサービスです。
国会図書館によると、デジタル化の対応とともに、コロナ禍で国会図書館や大学図書館に来館せずに利用したいというニーズが、研究者や学生などから高まったことが、法改正の背景にあるとのこと。
インターネット経由で閲覧可能になる資料は約153万点で、資料リストも公開されています。
サービス開始当初は閲覧のみですが、2023年1月には印刷機能を提供する予定。
利用には「個人の登録利用者」で、日本国内に居住している必要があります。「個人の登録利用者」になるには、インターネットでは手続きができません。詳細は「国会図書館の利用登録について」を確認ください。