吉野家の伊東正明常務取締役が、早稲田大学が主催する社会人向けプログラム「デジタル時代のマーケティング総合口座」で、吉野家の若い女性をターゲットにしたマーケティング施策を「生娘をシャブ漬け戦略」などと発言した問題で、吉野家と早稲田大学は4月18日、公式サイトで謝罪しました。
若い女性を狙ったマーケティング施策を「生娘をシャブ漬け戦略」
4月16日に早稲田大学で実施された社会人向けプログラム「デジタル時代のマーケティング総合口座」で、吉野家の伊東正明常務取締役が、若い女性をターゲットにしたマーケティング施策を「生娘をシャブ漬け戦略」と発言し、SNSで広く拡散されていた問題で、吉野家と早稲田大学は公式サイトで謝罪しています。
Facebookに投稿された受講者の投稿が、Twitterにスクショとともに拡散。多くのユーザーから批判的な意見が寄せられていました。
これ、吉野家が謝罪文出す案件では pic.twitter.com/ic6rt6SS6I
— . (@kyokosakaino) April 17, 2022
!?
— さいき まこ【言えないことをしたのは誰?】全6巻 (@SaikiMako) April 17, 2022
『早大の社会人向け「デジタル時代の総合マーケティング講座」講師の吉野家常務取締役企画本部長が、若い女性を狙ったマーケティング施策を「生娘シャブ漬け戦略」と笑いながら何度も発言。「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒に』https://t.co/WDKVKvePUD
吉野家は4月18日、公式サイトで「深くお詫び申し上げます」と謝罪。「当人も、発言内容および皆様にご迷惑とご不快な思いをさせたことに深く反省し、主催者側へは講座開催翌日に書面にて反省の意と謝罪をお伝えし、改めて対面にて謝罪予定です」としています。
株式会社吉野家常務取締役企画本部長が、4月16日に開催された外部における社会人向け講座にて講師として登壇した際に、課題説明時に不適切な発言をしたことで、講座受講者と主催者の皆様、吉野家をご愛用いただいているお客様に対して多大なるご迷惑とご不快な思いをさせたことに対し、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
しかし初出のお詫び(PDF)のプロパティを確認すると、作成者が「Ito Masaaki」と伊東正明常務取締役が自身で作成した文書である疑惑がかかり、再び批判の声があがり、吉野家は公式サイトに新たなPDFを公開し、作成者を削除しました。
【悲報】吉野家常務取締役企画本部長伊東正明の「生娘をシャブ漬け戦略」発言について、吉野家が『当社役員の不適切発言についてのお詫び』を出したが、ファイルのプロパティを見ると作成者が"Ito Masaaki" だったことが判明。本人がお詫び文を書いたということ? どこまで社会をなめてんだか。 pic.twitter.com/uRZvTGhVWK
— 南青山(「沈黙はファシズムの承認」) (@minami_aoyama) April 18, 2022
早稲田大学も4月18日、公式サイトで「講師の発言の一部に性差別・人権侵害にあたる不適切な発言がございました」とし、講座主催者として深くお詫び申し上げます」と謝罪。
受講者のFacebook投稿に「初日から運営側に強く抗議をして、講座の最後に謝罪をしてもらいました」とあったとおり、「同日の講義終了後、本学社会人教育事業室責任者より受講者の皆様に対し、講義の中で不適切な表現があったことに対するお詫びを、その場でお伝えいたしました」と説明しています。