Appleは、Apple Watchに「血圧測定」機能を追加すると予測されていますが、早くても2024年以降になると予想されています。また今秋に登場する「watchOS 9」では、新しい低電力モードを追加。iPhoneのヘルスケアアプリのアップデートでは、睡眠トラッキングが拡張され、服薬管理、新しい女性向けの健康管理機能が追加されるとのこと。Bloombergが伝えています。
Apple Watchへの新しいセンサー追加はやっぱり数年先みたい
Bloombergによると、AppleはApple Watchに「血圧測定」機能を追加するという計画は、いくつかの問題にぶつかっているとのこと。
Apple Watchでの血圧測定を可能にする技術は、早ければ2024年に準備が整うと予想されているそう。また、市場に出回るのは2025年に遅れる可能性もあるといいます。
血圧測定ができるスマートウォッチは、今後は重要なセールスポイントになる可能性がありmさう。すでにSamsungが発売していますが、4週間に一度調整を行う必要があります。
iPhoneに搭載される血圧測定は、ユーザーの血圧が通常よりも高いことが検知されると通知する仕組みになっているとのこと。通知を受けたユーザーは、一般的な血圧計で再度計測したり、医師に相談するといった活用方法になるようです。
To ensure accuracy, users are required to calibrate their device at least every four weeks.
またAppleは、非侵襲型の血糖値の測定機能を追加するとも伝えられています。Appleと供給・開発契約を結んでいるRockley PhotonicsのCEOは2021年5月、「来年には同社のテクノロジーが消費者向けの製品に搭載されると期待している」とコメントしていましたが、これがAppleのデバイスを指しているかは明らかではありませんでした。
血糖測定機能の追加時期は数年先とみられますが、Rockley Photonicsが開発しているモジュールは血糖値だけでなく、血中酸素濃度や水分量、血中アルコール濃度、乳酸なども測定可能になる計画。
Apple Watch、血糖値・血圧・アルコール濃度・乳酸などの測定機能を2022年に搭載か2022年はApple Watch本体に新しいセンサーが追加される可能性は低そうですが、「watchOS 9」やiPhoneの「ヘルスケアアプリ」には新機能が追加される見込みだといいます。
1つは高度な睡眠トラッキング機能になるといい、The Wall Street Journalも昨年9月に報じていました。またwatchOS 9では、新しい低電力モードを追加し、心房細動検知機能の拡張、ワークアウトの種類が追加などがあるとのこと。ヘルスケアアプリでは、服薬管理の機能、新たな女性向けの健康管理機能が追加される予定だそうです。
次期「Apple Watch」に新しいセンサーは追加されません。少なくとも数年先になる現時点での情報では、2022年は「Apple Watch Series 8」「Apple Watch SE(第2世代)」「エクストリームスポーツ向けの新しいApple Watch」が登場すると予測されています。