ロシア軍は24日、ウクライナに対する軍事作戦を開始しました。Twitterでは、ソーシャルメディアなどの一次情報から状況を分析するOSINT(Open Source Intelligence)を共有する専門家のアカウントが、予期せずにアカウントを停止される事態が発生していました。
ウクライナ情報を伝えるアカウント、Twitterが誤って大量凍結
The VergやTechCrunchによると、SNSで得た一次情報からウクライナの情報を分析しするOSINT(Open Source Intelligence)のアカウントに対し、Twitterが「誤って多くのアカウントに強制措置を取った」と明らかにしたということです。
2月22日には、Kyle Glen氏のアカウントが凍結。セキュリティ・アナリストのOliver Alexander氏は、24時間以内に2回のアカウント凍結を受けたと主張しています。
This is what Kyle got from Twitter. No specified reason… pic.twitter.com/1xLyPghIxC
— C O U P S U R E (@COUPSURE) February 23, 2022
I was provided no reason for my 12 hour mute, the email from twitter was blank under the reason for mute. Now they have emailed and said they made an error. How did this error happen? What tweets of mine were reported @TwitterSupport ? pic.twitter.com/eGRIdoPlwk
— Kyle Glen (@KyleJGlen) February 23, 2022
同様の事象は英語圏だけでなく、フランス語のアカウントであるNeurone Intelligence(@NeuroneIntel)などでも発生。
It seems to be related to the publication of videos. As a precautionary measure, we will temporarily stop posting videos highlighting Russian propaganda operations on Twitter. They will only be broadcast on our Telegram channel : https://t.co/Qxfgdu6pF4 2/2
— Neurone Intelligence (@NeuroneIntel) February 23, 2022
これら以外にも多くのアカウントが凍結される事態になり、専門家らはロシアによるbot工作ではないかと推測してたようです。
Twitterの広報担当であるElizabeth BusbyはThe Vergeに対し、これらのアカウントに対する措置は誤って取られたものであるとコメント。また、すでに影響を受けた多くのアカウントを復旧したといい、この事象はbotによる工作や、大量の通報によるものではないと説明しています。
凍結されたアカウントが、「どのようなポリシーに違反したと考えられるか」という質問に対し、Elizabeth Busby氏は「合成または操作されたメディアに関するポリシー」を示したということですが、具体的にどこが違反したと考えられるかは明らかにされていません。