Appleは2月10日(米国時間)、AirTagと「探す」ネットワークについて、将来的なアップデートの詳細を発表しました。
未知のAirTagをより見つけやすくするアップデートを予定
Appleは2月10日、AirTagと「探す」ネットワークについて、今後のアップデート予定を紹介しています。
2021年4月に発売されたAirTagですが、忘れ物防止に役立っている一方で、人や他人の所有物を追跡するようなAirTagを犯罪に悪用しようとしているという報告があります。
すべてのAirTagには固有のシリアル番号があり、ペアリングされたAirTagはApple IDと紐付けられています。Appleは、警察に積極的に協力しているといい、要求に応じてペアリングされたアカウントの詳細を提供。この情報から、犯人の突き止め逮捕や起訴された事例もあると報告しています。
Appleは今後、AirTagと「探す」ネットワークをさらに改善するとして、将来的なアップデートについて案内しています。
まずAirTagのセットアップ時に、以下のメッセージを表示するように変更される予定。
- 自分の持ち物を追跡するためのものであること
- AirTagを使って同意なしに人を追跡することは、世界中の多くの地域で犯罪であること
- AirTagは被害者に発見されるように設計されていること
- 法執行機関はAirTag所有者の識別情報を要求できること
またAirPodsシリーズやサードパーティ製品で、未知のAirTagを検出した場合のアラートを修正。サポートドキュメントの更新。
iPhone 11、iPhone 12、iPhone 13のユーザーは、未知のAirTagが範囲内にある場合、「正確な場所を見つける」機能で、AirTagを探せるようになります。
未知のAirTagに追跡されている場合、AirTagからもアラート音が出ますが、iPhoneなどのデバイスにもアラートを表示。AirTagからのアラート音も、より見つけやすくするために、音量などを調整するとしています。