厚労省をかたり「自衛隊大規模接種センターの予約」を装ったフィッシングに注意

厚労省をかたり「自衛隊大規模接種センターの予約」を装ったフィッシングに注意

3

フィッシング対策協議会は8月30日、厚労省をかたるフィッシング詐欺について注意を呼びかけています。「自衛隊 大規模接種センターの概要 予約サイト案内(予約・受付案内)」とする内容で、クレジットカード情報などの入力を求めるというもの。

「自衛隊 大規模接種センター」のワクチン接種予約を装ったフィッシング詐欺に注意

brano-QSuou3VAtf4-unsplash
Photo by Braňo on Unsplash

フィッシング対策協議会が、厚労省をかたり「自衛隊 大規模接種センター」でのワクチン接種予約を装ったフィッシング詐欺が出回っていると注意を呼びかけています。

すでに8月29日にY!ニュース個人で篠原修司氏が注意を呼びかけていた事案ですが、8月30日10時時点ではフィッシングサイトは稼働中で、今後類似のフィッシングサイトが公開される可能性があるため、引き続き注意が必要としています。

フィッシング詐欺メールの文面例

20210830mhlw01.jpg
フィッシング対策協議会より

メール内のリンクは、厚生労働省の「コロナワクチンナビ」に似せたフィッシングサイトに誘導され、「クレジットカード予約」なるページで、氏名や住所、クレジットカードの名義や番号、セキュリティコードなどの入力を求めてくるそう。

入力後は本物の「コロナワクチンナビ」に遷移し、「接種会場を探す」ページが表示されるたという巧妙な手口になっています。

フィッシング対策協議会によると、フィッシングサイトは本物のサイトをコピーして作られることが多く、見分けることが非常に困難です。個人情報やクレジットカードの入力を求められた場合は、一度立ち止まり、似たようなフィッシング詐欺事例がないか確認するよう呼びかけています。

また厚生労働省は、「政府機関のWebサイトへアクセスする際は、ドメイン名の末尾が『.go.jp』であることを必ず確認ください」と注意をしています

フィッシングサイトの例

20210830mhlw02.jpg
フィッシング対策協議会より

SNSでも注意を呼びかける投稿