M1チップを搭載したMacBook AirとMacBook Proを通常使用中、ディスプレイが割れてしまったという報告があがっているようです。ディスプレイの開閉時に発生しているケースが多く、Appleの設計に起因するものか、ユーザーの扱いに起因するものか明らかになっていません。
普通に使っていただけなのにディスプレイが割れる?
AppleのサポートコミュニティやRedditで、M1チップを搭載したMacBook AirとMacBook Proが、通常の使用中にディスプレイが割れてしまったという報告が複数投稿されています。
Appleが無償で修理対応を行ったというケースもあるようですが、多くのユーザーが修理代金を請求されているようです。
通常の使用でディスプレイを閉じ、その後にディスプレイを開くと割れていたという事例が多いようです。またディスプレイを閉じている状態で持ち運んではいなかったいう報告もあります。
考えられる原因は、MacBookのキーボードとディスプレイの間に極小さな異物があったことに気が付かずにディスプレイを閉じてしまった場合。もしくは、ディスプレイを閉じる際に強い圧力がかかった場合が考えられます。
現状の対策は、ディスプレイを閉じる際にキーボード上に異物がないか確認する、強い力でディスプレイを閉じない、持ち運ぶ際には強い圧力がかからないようにする、という3点が有効そうです。
かつて「Surface Laptop 3」でも似たような事例
2020年にはMicrosoftの「Surface Laptop 3」でも似たような事例が報告され、Microsoftは保証期間内であれば無償で修理すると案内していました。
M1チップ搭載のMacBookでディスプレイが割れる問題について、Appleから公式アナウンスは行われていません。将来的にAppleが不具合として修理プログラムを発表する可能性もあります。