Apple Music「ロスレス・ハイレゾ」配信の新たなヒントが見つかる

Apple Music「ロスレス・ハイレゾ」配信の新たなヒントが見つかる

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Apple MusicのAndroid版アプリから、Apple Musicがロスレスオーディオのストリーミング配信に関する記述が確認されました。

Apple Musicのロスレス・ハイレゾ配信、Androidアプリから見つかる

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Photo by Brett Jordan on Unsplash

Apple Musicが高音質版のストリーミング配信を準備中だという情報は、iOS 14.6 beta 1内部からも確認されていますが、Android用の「Apple Music」ベータ版からも確認されました。

確認されたメッセージでは、Apple Musicがロスレスでのストリーミング配信では大量のデータ通信が行われることをユーザーに通知するメッセージなどが確認されています。

メッセージ内容から、新たに追加される配信タイプは「ロスレス」と「ロスレス・ハイレゾ」の2種類。ハイレゾの視聴は利用するスピーカーやイヤホン/ヘッドフォンによって異なるとされています。

配信タイプビットレート3分あたりの容量10GBに収まる楽曲数
高効率128〜192kbps1.5MB約12,000曲
高品質256kbps6MB約3000曲
ロスレス24-bit/48kHz36MB約1000曲
ロスレス・ハイレゾ24-bit/192kHz145MB約200曲

Androidユーザーには「Dolby Atmos」「Dolby Audio」の提供はなし?

iOS 14.5 beta 1から発見されたコードではロスレスに関する記述だけでなく、「Dolby Atmos」「Dolby Audio」も確認されていました。Android用のベータ内部からは確認されていません。

現時点では、Appleの「AirPods」シリーズでハイレゾ音源の再生はできませんが、Appleが高音質版Apple Musicを開始するにあたって再生環境を整えるアップデートが行われる可能性には期待できます。