Intelが公式YouTubeで、Appleの「Mac」を盛大にディスるCMを展開しています。これだけなら海外の企業ではよく見る演出ですが、かつてAppleがCMに起用していた俳優で、AppleのCMをオマージュした内容になっています。
Intel、2006年にAppleが展開していたCMで「Macくん」を演じた俳優を起用
Intelが公式YouTubeに、Appleを盛大にディスるCMを公開しています。海外の企業ではよく見られる演出ではありますが、2006年からAppleが展開していた「Get a Mac」というCMシリーズのオマージュとなっています。
AppleのCM「Get a Mac」では、「PCくん(日本ではパソコン)」と「Macくん」が登場し、PCよりMacのほうが優れていることを示すというものでした。日本でも展開され、ラーメンズの小林賢太郎がMacくん、片桐仁がパソコンくんを演じていました。
Intelが新たに公開したCMは、Appleがアメリカで展開していたCMに登場する「Macくん」の俳優を起用。今度はPCくんなどではなく、「本当の人として、リアルにMacとPCを比較する」として登場しています。
IntelのCMは全5本。CMではそれぞれ、PCと比較してカラーバリエーションがないこと、ラップトップがタブレットにならないこと、遊べるゲームが少ないこと、ディスプレイがタッチスクリーンではないこと、M1チップ搭載のMacでは外部ディスプレイへの出力が1枚しかできないことを批判しています。
Apple信者の僕としては「Intelさん必死だな」という感想ですが、まさかの元「Macくん」を採用するとは……。
昨年11月のAppleイベントでは「元パソコンくん」が登場
Appleが2020年11月11日に開催した、Appleシリコン「M1」チップを搭載したMacシリーズを発表したスペシャルイベントでは、イベントのラストに「One more thing」として元パソコンくんが登場し、Appleファンの間で話題に。
イベントに登場した元パソコンくんは、「質問いい?」「そんなに進化しちゃってどうするの?」「より長いバッテリー駆動時間だって?電源に挿せば?」などとPC目線でMacに嫉妬しつつ、Macの進化をアピールするといったものでした。
なおAppleのスペシャルイベントに元Macくんは登場しませんでした。