Appleが今秋発売予定の「iPhone 13」(仮)では、超広角カメラの低照度性能が大幅に改善される可能性が高いようです。Appleの情報に詳しい著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が伝えています。
iPhone 13の超広角カメラは低照度性能が大幅向上か
MacRumoursが、Appleの情報に詳しい著名アナリストのMing-Chi Kuo氏による最新レポートによると、iPhone 13には大幅に低照度性能が改善された超広角カメラが搭載される可能性が高いそうです。MacRumoursが伝えています。
Kuo氏の最新レポートでは、カメラ性能については触れられていませんが、昨年11月には、iPhone 13のハイエンドモデルのみオートフォーカスを搭載したF1.8(6枚レンズ)になると予測していました。
iPhone 12シリーズの超広角カメラはF2.4(5枚レンズ)。固定焦点のためオートフォーカス(ピント合わせ)はできません。
同様の予測はBarclaysのアナリストBlayne Curtis氏とThomas O’Malley氏も伝えていますが、Barclaysのアナリストらは、すべてのiPhone 13がアップグレードされると予測しています。
超広角カメラの低照度性能が向上するとどうなる?
低照度性能の大幅改善が行われるということは、暗所撮影に強くなるということが期待できます。しかし恩恵を受けるのは単純な暗所撮影だけではありません。
iPhoneのカメラアプリを起動すると、撮影される範囲以上がディスプレイに表示されていることがわかります。これはiPhoneは3つのレンズ全てでさまざまな情報を取得していることを示します。一度の撮影で裏側ではさまざまな処理が行われ、写真の仕上がりを向上させています。
これはiPhone 12発表イベントで何度も登場した「コンピュテーショナルフォトグラフィ」と呼ばれる仕組みですが、超広角カメラの低照度性能が向上すると、超広角カメラが取得できる情報も増えることになります。総じて超広角カメラだけでなく、カメラ全体の性能向上が期待できます。