ロックバンド「凛として時雨」のピエール中野氏がチューニングを手掛けたイヤホン「HSE-A2000PN」を使わせてもらいました。2020年に発売され圧倒的な支持を得た通称「有線ピヤホン」と呼ばれるイヤホンの第2弾。今回はリモコンマイクが付いて、ビデオ会議でも死角がなくなりました。
「有線ピヤホン2」はマイクが付いただけと思ったら大間違いです
ロックバンド「凛として時雨」のドラマーであるピエール中野氏がチューニングするイヤホンシリーズ(通称「ピヤホン」)から、有線モデルの第2弾が発売されました。
ピエール中野氏から、現物をいただいたので早速使わせてもらっています。
有線ピヤホン1は「入り口のイヤホン」というコンセプトで、あまりイヤホンに興味ない人がパッと聴いてもいいイヤホンとわかるよう、「解像度・定位・こもる感じがしない」ということを重視していたのだとか。1,700円という衝撃的な価格設定も注目されました。
今回の「有線ピヤホン2」では、オーディオ好きが好む音質を増やしたかったといい、視聴した感じでは有線ピヤホン1とは違った指向性で、特に低域の深みが増したような印象を受けます。
基本的なコンセプトである解像度高く、定位がわかりやすく、各楽器の音がしっかり伝わるイヤホンということは変わっていないそう。この辺りは好みがわかれるところでもあると思いますが、個人的には楽曲や視聴シーンによって使い分けたい感じ。
音質はもとより、今回の大きなポイントは「リモコンマイク」が付属したという点が進化ポイントです。有線ピヤホン1ではマイクが付属していませんでした。
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」の年間売上ランキング総合部門で売上数量1位を獲得した有線ピヤホン1ですが、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増加した影響か、ビデオ会議で使うために「マイク付きの有線ピヤホンが欲しい」という要望が多かったとのこと。
ピエール中野氏は開発裏話で、マイクを付けることで音質やコストが悪くなることを懸念していたそうですが、音質に大きな影響はなかったと語っています。
ビデオ会議は有線が最適解。マイクが付いた有線ピヤホン2は死角なし
有線ピヤホン1を紹介した時にも書いていますが、ワイヤレスイヤホンはどうしてもバッテリー問題と接続の問題がついてまわります。安定した環境でビデオ会議をするなら、有線接続のイヤホンが最適です。
有線ピヤホン1ではマイクが付いていなかったため、ビデオ会議は有線ピヤホンがあれば問題なしとは言えませんでしたが、マイクが付いたことでビデオ会議において死角は全くなくなりました。
タッチノイズを減らすために付属したクリップは、ビデオ会議でもマイク位置を固定するという意味で役立ちますしね。
価格は3,600円。有線ピヤホン1(1,700円)と比較すると倍ですが、それでも安い。ビデオ会議で使う有線イヤホンを探している人、いいイヤホンに興味のある人は是非どうぞ。